歯磨き以外で虫歯を予防する方法はありますか?

2017.07.05

 

A.方法はありますが、難易度が高い上、歯を磨かないことでほかの病気にはなります。

 
 
虫歯になる要因は、「歯の質」「虫歯の菌」「糖分」「時間」の4つです。歯磨きは、糖分や歯垢(菌の群れと、糖分をエサに虫歯菌が出す排泄物)を取り除くことになりますので、残りの3つによって虫歯を予防する、ということになります。
 まず「歯の質」です。歯の質の弱い人を強くするには、フッ素の利用が有効です。フッ素は、歯の表面にくっつくと歯の性質を硬くし、酸に溶かされにくくします。また、歯の表面の細かい隙間(すきま)を埋めて強くしたり、唾液のイオン成分とともに歯が少し溶けてしまったところを修復します(再石灰化)。しかし過剰な摂取は人体に害があるとの説もあり、注意が必要です。
 「虫歯の菌」には、キシリトール甘味料が有効です。白樺などの木の成分をもとに人工的に作られ、ガムやグミ、タブレットなどの甘味料として使われています。キシリトールが虫歯を防ぐ大きな理由は、虫歯菌の特性をうまく邪魔するからです。虫歯菌がキシリトールを甘い糖分として食べると、菌の力が弱まり仲間を増やしにくくなり、また歯を溶かせなくなります。そして唾液を出しやすくし、歯の再石灰化を促す働きもします。
 そして最後に「時間」です。ダラダラと食べていると口の中が、虫歯になりやすい酸性の状態となります。
 歯磨き以外で虫歯を予防する方法はありますが、どれも限界があります。また、歯周病や口内炎、口臭など、虫歯以外のお口のトラブルには対応していませんので、歯磨きは欠かせない生活習慣といえるでしょう。