むし歯のお話

2016.11.04

 

むし歯はどうやってできる?

お口の中には口腔内常在菌といい常に多くの細菌が存在します。その中のストレプトコッカスミュータンスという細菌が、食べ物に含まれる糖質から酸を作ります。歯みがきが不十分だとプラークが貯まり、プラーク中に大量に酸が作られ、お口の中のphが酸性に傾き、歯の表面のエナメル質を溶かして行きます。
 

むし歯になりやすい人なりにくい人

むし歯にはなりやすい人となりにくい人がいます。まず、正しい歯磨きができていてきちんとプラークがとれているか、定期的に歯科を受診して歯石をとったり予防をしっかり行えているか。これは皆様もよく御存知かと思います。他には、唾液の分泌量や性質もむし歯と深く関わっています。唾液は酸性に傾いたお口の中のphをアルカリ性に戻し、溶けた歯を修復する再石灰化作用があります。そのため、唾液の分泌量が少ない就寝時はむし歯になりやすいため、就寝前の歯磨きが大切になってきます。
また年配の方で唾液の分泌量が少なくなったりシェーグレン症候群などの病気をお持ちの方は特に歯磨きの注意が必要です。
また、むし歯の原因となる糖質の摂取によっても個人差があります。摂取する糖質の種類や量、頻度によってもむし歯になりやすくなってしま います。特に一度に多くの糖質を摂取する方より、頻繁に糖質を摂取する方のほうがむし歯になりやすいと言われています。
患者様一人一人の唾液の性状や、食生活を考えて行くこともむし歯予防には大切だと思われます。
 

むし歯の分類

よく歯医者さんがC1とかC2とか言ってるのを聞いたことがありませんか?
ここではむし歯の分類について説明します。
C0 : 歯の白斑や色素沈着はあるがう窩がない
C1 : エナメル質に限局したムシバ
C2 : 象牙質に達したムシバ
C3 : 歯の神経に達したムシバ
C4 : 歯冠部が崩壊したムシバ
 

むし歯の治療

むし歯は上に述べた分類で治療の方法が変わります。現代の歯科ではできる限り歯を削らない、できる限り神経をとらない、抜歯しないことを基本とするミニマムインターべーションが主流で当院でも心がけて日常診療しています。
C0やC1といた初期のむし歯は早期発見すれば削らずに予防することも可能です。C2になってしまうと歯を泣く泣く削り、修復治療をしなければなりません。C3やC4になると神経の治療をしなければなりません。むし歯によってはできるだく歯を削らずに治療していく方法やフッ素による予防で対応できる場合があります。
今後またこのブログでピックアップしてお話ししていければと思います。