乳歯の虫歯は大人の虫歯となにか違いはありますか?

2017.06.02

 

本人も親も虫歯に気づきにくい上、進行が速いことが特徴です。

 
乳歯の虫歯は、白っぽいか薄茶色をしていて家の照明では見つけにくく、そのうえ進行が速いので、本人が痛いと言い出す頃には大きな虫歯になっていることがしばしばあります。それは歯の構造が永久歯と違って、表面を覆う硬いエナメル質の層が薄く、そこを虫歯の菌に溶かされると、次の象牙質の層にすぐ達してしまいます。象牙質はエナメル質ほど硬くなく、短期間で虫歯が広がってしまいますが、象牙質の層も永久歯ほどの厚みはないので、すぐに神経の近くまで虫歯が進んでしまいます。子供は歯の痛みに対する感覚が未熟なため、この頃になってようやく痛みに気付き、重症化してしまうのです。または奥歯の間から虫歯になって、食べ物が詰まりやすくなって、ようやく気付くこともあります。
このように、大人の虫歯と違い乳歯の虫歯はとても気付きにくいため、ご家庭と歯科医院が協力し合って子供の歯を守ることが大切です。また、飲食習慣よっては、広範囲に虫歯になったり、繰り返し虫歯になることもあります。ご家庭では、飲食物の注意や仕上げ歯磨きを、そして歯科医院では歯磨きや生活指導、フッ素塗布、虫歯の早期発見・早期治療などを行います。学校などの歯科検診では、早期発見は難しいため、「問題なし」だとしても、3~4ヶ月ごとに、歯科医院で検診を受けましょう。