Q.歯はなぜ生え変わるの?なぜ乳歯と永久歯があるの?

2017.08.17

 

A.摂るべき食べ物の量が増え、また顎が成長して大きくなり、それらに合った歯の大きさと数が必要だからです。

 
 
人の頭の大きさは、生まれたばかりで33㎝、頭の成長が安定する15歳で53㎝が目安です。乳歯と永久歯は、それぞれの歯の大きさと数は、歯冠(歯の頭)が完成してから変わることはありません。歯の数は全部で、乳歯は20本、永久歯は28~32本生えます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、顎の骨が薄くて小さく、舌は前後にしか動きません。まだ胃腸の消化機能も不十分ですから、母乳などの哺乳によって栄養を摂ります。段々成長するにともない小さな乳歯が少しずつ生え、食べ物を噛んだり飲み込んだりするのに大切な役割を果たす舌が、前後・左右に動き、段階に応じた軟らかさの食べ物が食べられるようになります。そして3歳頃までに乳歯は生え揃い、6歳頃になると、顎の成長とともに全身も成長し、必要な食べ物の量が増えています。その必要に合わせるかのように、永久歯が乳歯と交換しながら順番に生え、また同時期に、成長によって上下左右の乳歯の一番奥にできたスペースに、永久歯が2~3本づつプラスされ、さらにたくさんの食べ物をかみ砕けるようになります。最後の永久歯である親知らずが生える時期が、18歳~25歳ですから、体の成長が終わる時期とほぼ重なっています。
「食べ物の必要」と「歯の生え方」は、とても関係が深く、理にかなっているのです。