生まれつき歯の数が少ないと言われました。どういうことですか?

2018.11.07

  

A.なんらかの影響により生まれつき歯が形成されない先天性欠如歯です。

 
生まれつき歯の数が少ないことを「先天性欠如歯」といいます。乳歯は全部で20本、永久歯は親知らず4本と合わせて全部で32本となります。乳歯の頃よりの本数が少ない場合もありますが、先天性欠如歯の場合、乳歯は全ての歯が揃っていたが、乳歯が抜けることもなく永久歯が生えてこないことで、先天性如歯だと気づくことも多く、その数は10人に1人と意外にも高い確率となっており、ヨーロッパの矯正歯科学会での調査によると、先天性欠如歯は近年増加傾向にあると報告されています。永久歯の先天性如歯の場合は、乳歯を出来るだけ長く維持させたとしても、歯根が短い、エナメル質、象牙質が薄い関係上、20歳前後で抜け落ちる場合が多く、抜けたまま放置してしまうと咬み合わせや、歯並びに影響がでるために補綴物を装着するなどの治療が必要となります。また、乳歯の先天性如歯の場合は、必ずしも永久歯が生えてこないとは限らず、レントゲン撮影等で診断することが可能となります。乳歯や永久歯(一部)は生まれる前である、母親のお腹の中にいる胎児の頃より形成されます。歯のもととなる歯胚(しはい)は、胎児が形成されてから7周頃に形成され、4カ月頃には再石灰化の力によって歯を硬くしていきます。
先天性欠如歯の好発部位は前から5番目の歯である下顎第2小臼歯、前から2番目の下顎側切歯でありますが、先天性欠如歯となってしまう原因ははっきりと解明されておらず、遺伝、薬の副作用、などが原因と考えられています。


 

歯のしくみについて