虫歯治療について




虫歯治療の特徴

 

なるべく抜かない削らない治療を行なっています

当院ではミニマル インターベンション(M.I.)という治療方針で診療しております。
M.I.とは歯をなるべく削らずに、本当に悪くなった部分だけを削除して修復する。また、なるべく歯の歯髄(神経)を取らずに治療をすることで歯の寿命を延ばし、一生ご自分の歯で食べられるようにしようという考え方です。

 

痛みの少ない治療

歯医者は痛い、匂いがイヤ、音がイヤなど様々なマイナスイメージがあると思います。
その中でも一番イヤな痛みについて、できる限り痛みを感じないようやさしく丁寧な治療を行うことを心掛けています。
 

表面麻酔で注射針の刺激を軽減

表面麻酔を歯ぐきに塗布することで、注射針が刺さる時の痛みを軽くすることができます。
麻酔が怖いという方、緊張されている方などに利用します。

 

治療中の声掛けを行います

見えないお口の中でどのような治療が行われているか分らないのは不安だと思います。治療中『痛みは大丈夫ですか』『辛くないですか』など、声をお掛けします。体勢が辛い、唾液を取ってほしいなどのご要望の際は、手を上げてお知らせ下さい。
また、体調が優れないときは音、振動、痛みに対して敏感になることがあります。お口を長い時間開けているのが辛く感じるかもしれません。当院の都合やペースで治療を強引に進めることはしませんので、遠慮せずにお伝えください。

 


虫歯の進行度合により治療法が変わります

 

■虫歯の進行段階

虫歯の進行段階

虫歯は進行度合で5つの段階に別けられています。
歯科では、虫歯の段階を「C0~C4」までの5段階で表しています。
その段階によって、虫歯への対処法や、治療が必要か否か、歯を残せるかどうかという判断基準や治療方法を分けています。
虫歯の初期段階「C0」

歯は表面をエナメル質という硬い層で覆っています。まずはこのエナメル質の表面が溶け始め、白く濁り始めた時点で留まっている虫歯を「C0」とよびます。この時点ではまだ痛みを感じることはありません。

エナメル質に穴ができ始めた段階「C1」

溶け始めたエナメル質の修復が追い付かず、表面に小さな穴ができてしまった状態です。とはいえ、まだ虫歯はエナメル質にとどまっていますので、痛みを感じることはありません。

<治療法>
基本的に、「C0」「C1」の初期虫歯はなるべく削らない処置を行います。
この時期は、唾液によって再石灰化(さいせっかいか)という修復機能が作用し、進行がストップする可能性も大きいため、虫歯治療はせずに様子をみます。
 
「C1」の中でも「C2」に近いものは、溶け始めてツルンとした光沢感の無くなった表面を研磨したり、再石灰化を期待してフッ素塗布などをおこなって様子を見る場合や、穴ができてしまった部分があれば少し削って埋める簡単な治療で済ませるというような処置で様子を見ます。
定期検診に来れる方は、削らないで経過観察することができますので、ご自身の歯を削らず守ることができます。

象牙質まで虫歯が進んでしまった段階「C2」

エナメル質の下は、象牙質(ぞうげしつ)という層になっています。
虫歯が進行し、エナメル質から象牙質に届いてしまう深さまでになると、虫歯は横に大きく広がり始めます。
象牙質は、中央に歯髄(しずい)と呼ばれる神経が走っています。象牙質に虫歯が達すると刺激が象牙質を伝って歯髄まで届くため、冷たいものや温かい食べ物を食べた拍子に痛みを感じるようになります。
 

<治療法>
「C2」は、虫歯が深く大きく広がっているため大きく削る必要があります。
深い虫歯になると型取りをして詰め物(インレー)を入れることになります。
詰め物(インレー)には、プラスチック、銀歯、セラミックという選択肢があります。
プラスチックは強度が弱いが、当日に光で照射し、時間が短く済みます。

 

■素材による削る量の違い

歯を失わないために最低限で削れるプラスチックを使用しています。

プラスチック

虫歯の量が最小限で削れる

ハイブリットインレー

強度が少ないのである程度削らなくてはいけない

セラミックインレー
ジルコニアインレー
ゴールドインレー
メタルインレー

ある程度削らなければいけない

歯の神経まで虫歯が到達してしまった段階「C3」

虫歯が神経まで到達してしまうと、さまざまな刺激がダイレクトに伝わるようになります。
食事の際に起こる「ズキン!」と走る激痛や、何もしていなくても脈打つような「ズキンズキン」という痛みを伴うようになってしまいます。
そしてそのまま放っておくと神経は死んでしまい、一旦痛みが引くので「治ったのかな?」と勘違いする方もいます。
 

<治療法>
「C3」は、根の治療をしなくてはいけません。
死んでしまった神経を放置すると歯ぐきの中で膿が溜まることもあり、ここまでくると神経を抜かなくてはならなくなってしまいます。
神経を抜いた後は、歯の根っこが十分回復するまで治療してから被せものをしなくてはならないため、治療期間が1か月~2か月と長くかかってしまう可能性が高くなります。

 
 

どういう時に神経を取るか疑問に思いませんか?

 

<神経を取る場合>
1.虫歯をとった結果、出血してきた場合
2.神経までギリギリで強い自発痛(何もしていなくても強いズキズキとした痛み)がある場合
3.化膿性の炎症がある場合

当院では、神経に近い虫歯の場合、できるだけ高速回転器具(タービン)は用いず、あまり削らない低速回転にて、虫歯をとったり、神経にできるだけ到達しないように気をつけます。
無事神経が見えずに、虫歯の治療が終わった場合、後から痛みが出る場合があります。
可能な限り防いで、神経を保存するために、水酸化カルシウム製剤やドックベストセメントを用いて治療を行うようにしています。
 

 

<治療後の被せ物について>

保険と自由診療にはそれぞれいいところがあります。
保険診療であってもできるだけ技術の差が出ないように心がけております。

 

>>詳しくは審美歯科ページをご覧ください。

歯の頭の部分もほぼ無くなり根っこだけになってしまった段階「C4」

歯が根っこだけの状態になっているということは、すでに神経も死んでしまっていることでしょうし、残しておくことがなかなか難しくなってしまいます。

 

<治療法>
「C4」の状態までくると、抜歯以外の治療は難しくなりす。根管治療が行えそうな場合は、なるべく歯の保存を考えた治療を行っていきます。
部分入れ歯で補うか、両隣の歯を少し削って3本連結した「ブリッジ」という装置を被せる。または人工的な破の根っこを土台とする手術を行い人工歯を被せる「インプラント」になります。

 

>>入れ歯(義歯)治療ページ
>>インプラント治療ページ