横浜市青葉区青葉台駅北口より徒歩10分の歯科・歯医者

フッ素

フッ素ってなに?

フッ素は、通常NaF(フッ化ナトリウム)やCaF₂(フッ化カルシウム)などのフッ化物として、虫歯予防に役立てています。フッ素を歯の表面に塗るほか、フッ素水でぶくぶくうがいをすることや、フッ素入り歯磨き剤を使って磨くなどの方法があります。フッ素は、歯の表面にくっつくと歯の性質を硬くし、酸に溶かされにくくします。また、歯の表面の細かい隙間(すきま)を埋めて強くします。さらに、唾液のイオン成分とともに歯にくっついて、歯が少し溶けてしまったところを修復します(再石灰化)。虫歯の菌に対しても作用し、虫歯菌の酵素の働きを抑えて、歯を溶かす酸を作らせないようにもします。
一方で、体に対するフッ素の害を心配する意見もあります。神経系への作用や中毒症状、斑状歯という歯の表面に斑点が出るという一部の報告がありますが、体重10㎏の小児が、フッ素入り歯磨き剤を1本誤飲したとしても、とうてい問題にはならないとされています。
虫歯の予防としてフッ素を利用することはたいへん有効ですので、適量であれば問題は内というのが一般的な意見です。歯科医院でのフッ素塗布やフッ素洗口、そして自宅でのフッ素入り歯磨き剤の使用を、歯科医師や歯科衛生士と相談しながら、上手おこないましょう。

関連記事

最近の記事

  1. 歯周病リスクを高める要因とは?

  2. 虫歯になりやすい人・なりにくい人はいるのでしょうか?

  3. 冷たいものを食べると毎回歯が「ズキン」と染みるのはなぜでしょうか?