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フッ素

フッ素入りの歯磨き材は使った方が良い?

虫歯の予防に効果があるので、使うことをおすすめします。

  フッ素入り歯磨き材の虫歯予防の効果は、いくつかあります。フッ素は歯の表面を強い構造に変えて、酸に溶けにくくし、歯の表面の細かい隙間(すきま)を埋めて強くします。そして唾液のイオン成分とともにくっついて、歯が少し溶けてしまったところを修復する再石灰化を促します。また虫歯菌の働きを抑えて、歯を溶かす酸を作らせないようにします。フッ素入り歯磨き材を選ぶときのポイントは、フッ素の濃度です。販売が認められている濃度が1000ppm未満ですので、できるだけ高い濃度950ppmくらいを目安にするとよいでしょう。一般で販売しているものより歯科医院で販売しているものの方が濃度が高いことが多く、またジェル状のものもあるので、活用するとよいでしょう。
一方で、体に対するフッ素の害を心配する意見もあります。神経系への作用や中毒症状、歯の表面にでる斑点などがでるというものですが、どんなものでも大量にとりこめば害があるのは当然といえます。適量であれば問題はないと歯科業界の多くの先生は考え、たとえ体重10㎏の小児がフッ素入り歯磨き剤を1本誤飲したとしても、問題がでる量にはならないとされています。
虫歯の予防として、適量のフッ素入りの歯磨き材を使うことはたいへん有効です。歯科医師や歯科衛生士に相談しながら上手に利用しましょう。

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