下の前歯から抜け始めますが、個人差があります。
乳歯は20本あります。顔の中心からABCDEと表記し「A=乳中切歯(A)」「B=乳側切歯(B)」「C=乳犬歯(C)」「D=第一乳臼歯(C)」「E=第二乳臼歯(E)」と名称があります。
まず一番最初に乳歯が抜けるのは6歳~7歳くらいの時期で下の乳中切歯(A)が抜けます。そして7歳~8歳くらいの時期に上の乳中切歯(A)が抜け、下の乳側切歯(B)が抜けます。8歳~9歳くらいの時期に上の乳中切歯(B)が抜けます。
その後9歳~10歳くらいの時期に下の乳犬歯(C)が抜けます。10歳~12歳の間で上下の第一乳臼歯(D)と第二乳臼歯(E)と上の乳犬歯(C)が抜けます。この時期になると個人差があり順番にばらつきがあります。順番が変わったからといって大きな問題はありません。
抜ける順番は、目安として参考にしていただければいいのですが、あまりにも時期が遅れている場合には歯科医院に相談されることをおすすめします。最近、顎の大きさの変化により永久歯が欠損している
ことが多くみられます。通常乳歯は、永久歯に吸収されて抜け落ちるものなのですが、その永久歯が骨に埋まっていない場合は乳歯が簡単に抜けることはありません。時期が来ても抜ける様子がない場合は、一度レントゲンをとって永久歯の状態を確認する必要があります。