指しゃぶりを無理やり辞めさせるのではなく、褒めて辞めさせましょう。
指しゃぶりは、生後2か月ごろから生後4か月ごろより、始める赤ちゃんが多く、自分の意志で動かせるようになった手をおもちゃのように扱い、心を落ち着かせるために指を吸い出します。しかし、歯が生え始めてからも指しゃぶりを常にしていると、歯並びに影響を与えてしまうため、小児歯科の観点からみると、指しゃぶりは、2歳ごろまでには卒業することが望ましと考えられています。
歯列の影響が大きくでるといわれている3歳から4歳ごろに合わせて考えられており、指しゃぶりをしていると上顎前歯が突き出してしまう上顎前突(出っ歯)や下顎前歯が突き出してしまう下顎前突、反対咬合(受け口)となってしまう原因となってしまうために、指しゃぶりを卒業させたいと考える親御さんも多く見受けられます。
指しゃぶりを無理やり辞めさせることは得策ではありません。指しゃぶりを叱るのではなく、指しゃぶりをおこなわなかった時に褒めるなどをして、“指しゃぶりをしないとママに褒めてもらえる“と意識づけすることで、またママに褒められたいと考え、褒めてもらえることで”できた“と満足度がたかまり、指しゃぶりの頻度も成長とともに、軽減していくのではないでしょうか。