歯周病の他にも、食べ物を咬んだ時に歯ぐきが痛むことがあり、原因を突き止める必要があります。
固い食べ物で歯ぐきが痛む原因は歯周病の他に、虫歯、根尖性歯周炎、親知らず、咬み合わせ、歯ぎしり、食いしばり、補綴物の不具合、歯の破折などが考えられます。まずは、レントゲン撮影を行い、原因となる疾患が見受けられるか診察をおこない、状況に応じて治療を行います。
歯周病が原因の場合には、歯ぐきが腫れることで痛みをともなうことがあり、歯ぐきの腫れを治めるために、歯石やプラークを除去して痛みを取り除いていきます。
虫歯の場合も、咬合圧によって痛みを感じることがあり、虫歯部分を削るなどの虫歯治療をおこなうことで痛みは和らいでいきます。
根尖性歯周炎の場合にも、固い食べ物で歯ぐきが痛む場合があります。歯の根っこの部分に感染が起きているため、膿を取り除き洗浄・消毒をおこなうことで痛みは消滅していきます。
親知らずが原因で痛む場合には、抜歯が検討されます。親知らずは、疲れている時、ストレスを感じている時などに、歯ぐきが圧迫されたような痛みを感じます。
咬み合わせが合わず、歯ぐきに痛みを感じる場合もあります。咬む面を少し削るなどをして咬み合わせを調節することで改善する場合があります。