歯茎の黒ずみは、レーザーで治せます。
当院では、「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」というレーザーを使用しており、歯茎の状態にもよりますが、数回程度の施術で、歯茎が本来のきれいな色に戻ります。
また、「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」は、熱の発生を少なく抑えられるため、痛みが非常に少ないといったメリットもあります。
歯茎はよく見えるところなので、黒ずみがあるとどうしても気になってしまいますよね。
そんな歯茎の黒ずみですが、歯科医院のレーザーを使用することで、本来のきれいな歯茎を取り戻すことが可能です。
そこで今回は、歯茎の黒ずみを治すレーザー治療について皆さまに知ってもらい、歯茎の黒ずみが気になっている方の参考になればと思います。ぜひご一読ください。
◆歯茎の黒ずみを治すレーザー治療「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」とは
歯茎の黒ずみを治すレーザー治療とは、色素沈着がある歯茎部分に歯科用レーザーを照射して、歯茎の黒ずみを除去する治療のことです。
歯茎の黒ずみ部分にレーザー照射すると、色素が蒸散(瞬時に気化させて除去すること)され、およそ1~2回ほど治療を続けることで、本来のきれいな歯茎に生まれ変わります。このレーザー治療での痛みはほとんどなく、もし痛みを感じたとしても少しピリピリするくらいです。
そして、当院のレーザー治療で使用しているのは、「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」というレーザー機器です。
じつは、歯科で取り扱うレーザーは他にも種類があり、「炭酸ガス(CO2)レーザー」や、「Nd:YAGレーザー(ネオジウムヤグレーザー)」などのレーザーがあります。
当院で取り扱うこの「Er:YAGレーザー」は、他のレーザーに比べて水への高い吸収性があって、水を含む生体組織に対して「蒸散」する能力が高いため、熱の発生を少なく抑えられるといった特徴があります。そのため、痛み・出血を、最小限にとどめられます。
また、歯科で使用するレーザーのなかで唯一、歯を削ることが認可されたレーザーでもあります。
◆そもそも歯茎の黒ずみはなぜできる?
では、そもそもどうして歯茎の黒ずみができてしまうのでしょうか?
主な原因についても、確認しておきましょう。
①喫煙によるもの
歯茎の黒ずみは、喫煙による歯肉への色素沈着で起こってしまいます。喫煙者だけに限らず、「受動喫煙」でも同様に起こるリスクがあります。
これは、タバコに含まれる「ニコチン」や「タール」が、歯茎を刺激することで「メラニン色素」を増やすことが原因です。
また、ニコチンが血管を収縮し、一酸化炭素が酸素不足を招くことで、歯茎への血流を滞らせて赤黒い歯茎に変色してしまうことも、歯茎の黒ずんで見える原因のひとつです。
②金属の詰めものや、被せものによるもの
金属の詰めものや、被せものの「金属の成分」が溶け出すことで、歯茎部分に蓄積して黒ずむ可能性があります。
これは、「メタルタトゥー」と呼ばれ、歯と歯茎の境目あたりの歯茎が黒ずんで見えることがあります。
③重度歯周病によるもの
重度の歯周病がある場合にも、歯茎が黒ずんで見えることがあります。
これは、色素沈着とは異なり、歯周病が進行するにつれて歯茎が赤黒くなっていくものです。
進行した歯周病を放置してしまうと、歯茎の色が気になるだけではなく、歯を失うリスクが高まります。そのため、早めに歯科医院で歯周治療を開始する必要があります。
また、Er:YAGレーザーは、歯周病の治療に活用できます。
レーザーの光を当てることで、通常の器具では届きにくい、深い歯周ポケット内の細菌を減らすことも可能です。
さらに、レーザーには歯周組織を活性化する作用もあるため、痛みや出血を抑えて治癒能力を高め、歯の延命にもつながります。
◆歯科のレーザー治療「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」は他の歯科治療にも
じつは、レーザー治療「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」は、歯茎の黒ずみの治療以外にも、以下のような歯科治療の分野でも活用されています。
- 口内炎
- 知覚過敏
- 歯の根っこの治療
- 止血
- 歯肉炎、歯周病の治療
- むし歯治療
- 軟組織の切開
- 顎関節症 など
歯科さくらクリニックのレーザー治療の詳しい内容についてはこちら
(※動画での解説もありますので、ぜひご覧ください)
◆まとめ
歯茎の黒ずみを治すには、メスで歯茎を切除する必要はなく、痛みの少ないレーザーを使った治療を行うことが可能です。
何年もずっと悩まされていた歯茎の黒ずみが、たった数回のレーザー治療で改善されます。
歯科さくらクリニックでは、今回ご紹介した「Er:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)」を使用した、歯茎の黒ずみ除去の治療を行っています。
もし、歯茎の黒ずみにお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。
また、「治療を受けたいけれど、やっぱりレーザーの痛みが心配」、「もっとEr:YAGレーザー(エルビウムヤグレーザー)について詳しく知りたい!」など、ご不安や疑問点などあった場合も、ぜひお気軽にご相談ください。