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妊娠中の歯科受診の疑問にお答えします!

Q.妊娠中に歯科医院を受診する時に気を付けておくべきことは?
A.妊娠中に歯科医院を受診する場合は、必ず妊娠していること、現在妊娠何ヶ月か、出産予定日などを必ず伝えましょう。

 
妊娠中に歯科医院を受診する場合は、必ず妊娠していること、現在妊娠何ヶ月か、出産予定日などを伝えましょう。なぜならば、妊娠中に避けるべき治療や、避けるべき薬品なども存在するため、ママの身体とお腹の中の赤ちゃんを守るためにも必ず申告しましょう。

また、妊娠中に歯科治療を受けるのに最適な時期は、妊娠中期である妊娠5ヶ月から7ヶ月とされており、ママの身体もお腹の赤ちゃんも一番安定している時期にできるだけ治療をうけましょう。

実際に治療を受ける時には、長い時間診療チェアに同じ体制でいることや、仰向けになることで身体に負担がかかる場合もあります。そんな時は無理することはなく、歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

また、妊娠中は特に治療に関して不安に思ってしまったり、赤ちゃんへの影響を心配してしまったりする場合も多く、そのような場合には、歯科医師や歯科衛生士に質問や相談をしましょう。妊娠中は情緒不安定になりやすく、歯科医師とのコミュニケーションをとることで、不安やストレスが軽減され、より良い環境で治療することができます。
 

Q.妊娠中にレントゲン撮影しても赤ちゃんに影響はないの?
A.妊娠中に歯のレントゲン撮影をおこなっても、影響は少ないと考えていいでしょう。

 
特に部分的な歯のレントゲン撮影をする場合は、ピンポイントに撮影部位を定め撮影をしているので、口の中とお腹の位置には距離があるため、お腹の赤ちゃんが直接、放射線を浴びる心配は少ないと考えられます。

従来の歯科用レントゲンに比べ現在では、被ばく量は低くなっており、歯科用レントゲン撮影1回で約0.01mSvの被ばく量と言われています。私たち人類は自然に生活していても放射線を植物や大地、空気、宇宙から浴びており、線量は、年間約2.4mSvとされており、東京からニューヨークへ往復搭乗しただけでも、約0.11mSvから0.16mSvの被ばく量といわれているので、歯科用レントゲン撮影1回で約0.01mSvと比較してもなんら心配はありません。

妊娠期に数回程度、歯のレントゲン撮影をしただけでは、お腹の中の赤ちゃんに問題が生じることは、まずないと考えてよいでしょう。ただ、通常の歯のレントゲン撮影ではなく、お口の中のCT撮影になると被ばく量も高くなるので注意が必要です。
 

Q.妊娠中に歯周病になるとおなかの赤ちゃんに影響すると聞きましたが本当ですか?
A.妊娠中に重度の歯周病に罹患している場合は、お腹の中の赤ちゃんが早産や低体重児と
なってしまう確率が軽度の歯周病に罹患している女性よりも約8倍ものリスクがあるとされています。

 
妊娠中は女性ホルモンの影響から、歯肉が腫れやすく歯周病になりやすくなります。また、食事環境も著しく変化する場合も多くあり、妊娠前は1日3食だった食事回数が、1度に十分な食事がとれなくなり、1回の食事を数回にわけて食べたり、間食が多くなったりした場合、食べ物が常に口の中にある状態がつづくことで虫歯や歯周病になりやすくなります。つわりで歯ブラシなどの異物を口に入れることを不快に感じ、歯磨きを適切におこなうことができない場合も、虫歯や歯周病になりやすくなっているため、妊娠中は更に細やかなケアが必要となります。

口の中には、数多くの歯周病菌が潜んでいます。その歯周病細菌が毒素を排出すると、身体の免疫作用が働き、プロスタグランディンという物質を作り出しますが、このプロスタグランディンが陣痛促進剤と同じ成分であるために、重度の歯周病に罹患している場合は、お腹の中の赤ちゃんが早産や低体重児となってしまう確率が軽度の歯周病に罹患している女性よりも約8倍ものリスクがあるとされています。
 

Q.妊娠中に歯科麻酔を使ったり飲み薬を飲んで赤ちゃんに悪影響はない?
A.妊娠中に歯科麻酔を使用することや薬を飲むことができますが、避けるべき麻酔や、薬が存在するので、必ず歯科医師に妊娠していることを必ず伝え、相談しながら治療を受け
ましょう。

 
歯科治療において歯科麻酔を使用する場合は、局所麻酔を使用します。浸潤麻酔とも呼ばれ、歯の神経(歯髄)や周辺の歯肉などの組織を一時的に麻痺させます。局所的に麻酔効果が作用されるため、ママの身体の血中でほとんどの成分が分解し吸収されるので、お腹の赤ちゃんには影響は、ほとんどないとされています。

歯科麻酔の種類によっては、血管収縮剤を含む麻酔薬があり、子宮を収縮させてしまい早産などに繋がる可能性もありますが、一般的に普及されている歯科麻酔薬を使用する分には、問題はありません。

歯科麻酔をおこなう際も、使用量は最小限にとどめると同時に、歯科治療で生じる痛みを軽減させ、ストレスなどを抱えないようにしましょう。

また、妊娠中に服用しても影響がないとされる薬も存在しますが、妊娠中の服用は避けるべき薬も存在するために、歯科麻酔同様に歯科医師に妊娠していることを必ず伝えましょう。

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