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歯のしくみ

どうして子どもの歯とおとなの歯があるのですか?

人は身体だけではなく顎も成長するために、子どもの歯(乳歯)と大人の歯(永久歯)が存在し、生えかわります。

 
産まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクで栄養摂取していますが、1歳ごろになると母乳やミルクの栄養だけでは不足するために、口から食べ物を歯で砕き、栄養を摂取するようになります。長い人生の間、食べ物を噛み砕く硬い歯を形成するには、5年以上の月日が必要となるため、まずは形成時間に1年2年ほどかかる乳歯20本で食べ物を砕き栄養摂取し、6歳から12歳ごろに乳歯から一生食べ物を噛み砕く硬さを備え持つ永久歯32本(親知らず4本含む)へと生えかわります。子どもの顎の大きさでは生えきることができない、第一大臼歯、第二大臼歯、親知らずなどが、大人の顎の大きさに成長するにつれてはえていきます。
 
また、乳歯は生えかわる永久歯がありますが、永久歯は1度生えた後は生えかわることはなく、虫歯歯周病で歯を失わないように、日々の歯磨き口腔ケアが必要となります。歯を1本失っただけでも、咬み合わせや歯並びがずれ、支障をきたす場合もあり、決して軽視することはなく、一生に渡り自身の歯で食べ物を噛み砕き、美味しく食事ができるようにしましょう。

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