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ケア用品について

子供に大人の歯磨剤を使わせてもいいですか?

大人の歯磨剤は、大人が使うことを前提に、大人には問題のない薬剤などを配合しています。子供には適しませんので、子供には使わせない方がいいです。

 
 
大人の歯磨剤には、研磨剤・発泡剤・清涼剤のほか、ホワイトニング剤やフッ素、歯周病菌の殺菌剤や知覚過敏の薬剤など、配合していることがあります。大人は、お茶やタバコなどにより着色汚れが付きやすい環境にありますが、永久歯を研磨剤で磨くことできれいになります。しかし乳歯は永久歯に比べて軟らかく、大人用の粗い研磨剤でこすると、歯の表面に傷が付いてしまい、かえって着色汚れが付きやすくなります。
また、大人がそれぞれの症状に応じた薬剤を配合した歯磨剤を、日常的に使うことで良い効果が期待できます。しかし子供はよくうがいせずにそのまま飲み込み、腹痛や頭痛などの軽い中毒症状を起こさないとも限りません。
 子供にとって歯磨剤は、2つの目的があり、それ以上は必要ないと考えられます。ひとつは「歯磨きを楽しくすること」です。イチゴ味やグレープ味は、歯磨きが嫌な小さな子供にとっては、楽しい気持ちにさせてくれる要素となります。もうひとつは「フッ素による虫歯予防」です。家庭用低濃度フッ素を日常的に歯につけることで、虫歯予防の効果があります。
大人の歯磨剤は、子供にとって必要な物が少ない割に、害となり得る物が入っています。大人の歯磨剤は一緒に使わないようにしましょう。

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