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虫歯

虫歯について知りたい方必見!Q&A!

Q.虫歯になると歯が痛くなるのはなぜですか?
A.虫歯の進行が進むと歯の神経である歯髄が虫歯菌に蝕まれだんだん歯が痛くなります。

 
虫歯菌は歯の表面組織であるエナメル質を溶かし、その下の層にある象牙質をむしばんでいきます。象牙質は知覚を持ち、熱いものや冷たいものを口にしたときに、痛みを感じることがあります。また、象牙質の下の層である歯髄にまで虫歯が進行していくと、歯髄が炎症を起こし、激しい痛みが生じます。痛みは数分から数十分継続しますが、やがて症状は治まるために、虫歯を放置してしまう人も中にはいらっしゃいますが、虫歯の痛みは温度の変化や、甘味物、炎症をおこしている歯髄への咬合圧などの外部刺激によって、虫歯の痛みが生じてしまいます。

しかし、歯髄の炎症の痛みは長くは続きません。今まで痛みを感じていた歯の神経である歯髄が壊死してしまったために、痛みを感じなくなります。痛みを感じなくなったことで、「虫歯は治った」、「虫歯ではなかった」と考える人も多く見受けられますが、虫歯菌は確実に歯をむしばんでいき、歯の根っこの部分にまで進行していきます。更には、顎の骨にまで炎症が広がり、抜歯せざる負えなくなります。虫歯になった歯を維持するためにも、歯に痛みを感じた場合には、早急に歯科医院への受診をおすすめいたします。
 

Q.中学生になったら急に虫歯が増えました。なぜ?
A.中学生になると、小学生に比べ生活スタイルも大幅に変化するために、虫歯が増えたと考えます。

 
では、どのように小学生に比べ、中学生の生活スタイルは大幅に変化するのでしょうか。その大幅な変化としてあげられるのは、部活動です。多くの中学生は部活動に精を出し、熱中症予防、脱水症予防が叫ばれる昨今では、水分補給としてスポーツドリンクを摂取する機会も増えることから、中学生になり急に虫歯になるお子さんも見受けられるのではないかと考えられます。スポーツドリンクがなぜ虫歯の原因になるのか疑問に思われる人も中にはいらっしゃるかと思いますが、1本のスポーツドリンクには平均して20~30gの糖分が含まれています。解りやすく例えると、角砂糖8個分、スティックタイプなら10本分にも相当する糖分がふくまれているとされ、想像以上の糖分が含まれています。

したがって、熱中症や脱水症予防としておこなっている、こまめな水分補給がかえって虫歯に繋がるケースも考えられます。また、学校生活においても小学生に比べて、中学生は昼食後に歯磨きをおこなう習慣が薄れる傾向にあり、昼食後の歯磨きを怠ってしまっている場合には、おこなうことをおすすめいたします。
 

Q.虫歯になりやすい人と、なりにくい人がいるのはなぜ?
A.虫歯になりやすい人と、なりにくい人の違いは、体質と生活習慣が反映されています。

 
毎回食後に歯磨きを磨いていても、虫歯になってしまう人もいれば、一度も虫歯になったことがない人もいるのが現状であります。しっかりと歯磨きができているはずなのに、虫歯になりやすくなる場合は、もともと歯の質が弱かったり、お口の中の環境の問題だったりと、なんらかの原因があると考えられます。

虫歯となってしまう原因としては、唾液の分泌量の問題や、エナメル質の性質の弱さなど体質の問題から虫歯になりやすい人や、歯並びや咬み合わせが原因で歯垢が溜まりやすく虫歯になりやすい人、間食の回数が多くジュースやお菓子など糖分を高頻度で摂取するために虫歯になりやすい人、ただたんに歯磨きが適切にできていない人など、さまざまであります。

虫歯になりにくくするためには、定期的に歯科医院を受診し、虫歯などの有無をチェックし、早期発見、早期治療へとつなげましょう。また、歯科医院で定期的に正しい歯磨きの仕方の指導をうけ、食生活を見直すことが大切であり、場合によっては歯並びを整えるために矯正治療することも検討しましょう。
 

Q.虫歯になりやすい時期ってありますか?
A.乳歯も永久歯も歯が生え始めて2~3年が一番に虫歯になりやすい時期です。

 
個人差もありますが、乳歯は生後6か月位から歯が生え始めて3歳くらいまで。永久歯は6歳くらいからすべて生えそろう12歳くらいまでが虫歯になりやすい時期です。

乳歯の場合は、永久歯に比べて柔らかいため虫歯になりやすく進行も早いです。また、発育と共に顎も成長し永久歯が出るスペースを確保するため、乳歯と乳歯の隙間がだんだん空いてきます。すると、食べかすなどのよごれがたまりやすくそこから虫歯になるケースが多くなります。

6歳くらいになると6歳臼歯といって乳歯の奥歯の更に後ろに生えてくる永久歯があります。この6歳臼歯は生えていることに気づきにくいのですが、永久歯の中でも一番大きい歯で噛み合わせる時に最も力のかかる重要な歯です。しかし虫歯の罹患率が一番高い歯でもあります。理由は、生え始めで表面のエナメル質が未成熟な上に咬合面のギザギザが複雑で汚れが落としづらいからです。

また、混合歯列期と言って、乳歯が抜けて永久歯が生え始めるというプロセスが6年間くらい続きます。乳歯や生え始めの永久歯の大きさが一定ではなく凸凹しているため、歯ブラシが行き届きにくいのです。歯ブラシが重要な時期なのに、親の仕上げ磨きがなくなり自分で口腔内を管理する時期に入るので管理しきれず虫歯になることが多いです。

そこで定期的な検診をおすすめします。きちんとブラッシングができているか、生えたての歯を強化するためのフッ素塗布などの予防対策や、虫歯の早期発見治療がとても重要になってくるからです。

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