生理的な口臭は子供にもあり、口の中に問題がない場合には過度な心配はありません。
子供も大人と同じように生理的口臭があり、空腹時、緊張時、起床時に生じます。また、ニンニクやニラ、ネギといった臭いのきつい食材を使用した料理を食べた後にも、口臭が強くなる傾向にあります。
また、子供の口臭の原因は約8割が口の中にあると言われております。以下が口臭の原因と考えられる要因です。
▼磨き残しの食べかす
乳歯と乳歯の間は空間があるために、食べかすが溜まりやすく、そのまま口の中で除去されずにいると、ガスが発生し、強い臭いが発生します。
▼虫歯
虫歯が放置されたままでいると、神経が腐敗し口臭の原因となります。
▼歯肉炎
口の中の環境が悪化すると、口の中に住み着く細菌が増殖し口臭が強くなります。
▼口呼吸
蓄膿症により鼻呼吸できず口呼吸ばかりしていると、口の中が乾燥しがちになり、口臭が強くなります。口の中に問題がない場合には、耳鼻科を受診することも検討しましょう。
▼風邪や内臓疾患
風邪などで胃腸が弱ると口臭が強くなる傾向にあります。また、内臓疾患がある場合にも口臭が生じる場合があるために、口の中に問題がない場合には、小児科などを受診することも検討しましょう。