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歯磨きについて

舌を磨くと口臭予防になる?正しいやり方が知りたいです

A. 舌の上に溜まった「舌苔(ぜったい)」という汚れは、口臭の大きな原因のひとつです。そのため、舌を磨いて汚れを取り除くことは「口臭予防」につながります。

ただし、「強い力でゴシゴシ舌を磨く」「1日に何度も必要以上に舌を磨く」などといった誤ったやり方をしてしまうと、口臭が一層強くなったり、舌の表面を傷つけてしまったりなど、トラブルを生じるリスクもあります。

そのため、舌磨きは「正しいやり方」で行うことがとても大切です。今回はその舌磨きのポイントについてお伝えしていきます。

\ 当院では一人ひとりのお口の状態に合わせた、予防治療を行っております。お気軽にご相談ください! /



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歯科さくらクリニック
住所〒227-0061神奈川県横浜市青葉区桜台 29-1-1F
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「舌苔」という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、舌の上に細菌などが溜まった「汚れの塊」のことをいいます。

この舌の上に溜まった細菌は嫌なニオイのガス(揮発性硫黄化合物)を放出するため、歯ブラシや専用の舌ブラシで「舌磨き」をすることで、口臭予防につながります。

今回は、舌磨きの正しいやり方のポイントについて知っていただき、皆さまの毎日のセルフケアの手助けになれればと思います。ぜひご一読ください。

舌磨きが口臭予防に!ただし、やり過ぎは逆効果に

口臭の原因となる「舌苔」を取り除く舌磨きは、口臭の予防につながります。

舌苔がどんどん舌の上に蓄積されてくると、口臭だけではなく誤嚥性肺炎のリスクを高めたり、舌苔が舌を覆うことで味を感じにくかったりなど、トラブルを引き起こす一因となるケースもあるため、舌磨きをすることはとてもメリットが大きいです。

しかし、誤ったやり方には注意が必要です。舌を傷つけてしまうことで、逆にトラブルを引き起こしてしまう可能性があるからです。

そのため、次項でお話しする「舌磨きの正しいやり方のポイント」に気をつけながら、舌磨きを行う必要があります。

【舌を傷つけない】舌磨きの正しいやり方の4つのポイント

舌に白い苔のような汚れが分厚く溜まっているようであれば、早速舌磨きをはじめてみましょう!

ここでは、舌磨きの正しいやり方のポイントや、注意すべきことなどについてご紹介します。

1. できれば舌専用のブラシを使用する

舌苔は、普通の歯ブラシでも除去できます。

ですが、舌の表面は非常にやわらかくデリケートなため、できれば「舌ブラシ」での舌磨きがおすすめです。

舌ブラシ(舌専用のブラシ)には、「ヘラタイプ」や「ブラシタイプ」など、さまざまな種類があります。

基本的にはどれも舌への接触がソフトで、かつ効率的に舌苔を取れるように作られています。自分が使いやすそうだなと感じる種類から選び、舌磨きをはじめてみましょう。

2. 専用ジェルや水や舌を湿らせてから磨く

舌が乾燥した状態でゴシゴシ磨いてしまうと、舌を傷つけてしまいます。

とくに舌が乾燥していると、汚れがこびりつきやすくなり、必死に除去しようとして力を入れ過ぎてしまいがちです。

そのため、舌を磨くときは水で歯ブラシや舌ブラシを湿らせたり、舌磨き専用のジェル(保湿・洗浄成分などが配合されたもの)などを使ったりなど、舌を磨くときは潤った状態で行うのがおすすめです。

こうすることで、舌にもやさしく、舌苔の汚れも取りやすくなります。

ただし、舌専用ジェルの代わりに「歯磨き粉」を使用するのは控えてください。歯磨き粉の多くには研磨剤・発泡剤が配合されており、舌の表面を傷つけてしまうリスクがあるため注意が必要です。

3. 舌を傷つけないようにやさしく磨く

舌の表面は、非常にデリケート。

「舌乳頭」という細かい突起が密集していて、そこには「味蕾(みらい)」と呼ばれる味覚を感じるセンサーも集まっています。

その舌乳頭の突起部分に舌苔が溜まるので、舌乳頭部分をゴシゴシ磨きがちですが、傷つけないようにやさしい力で磨かなければなりません。

なぜなら、強く舌を磨き過ぎてしまって舌乳頭が傷ついたり、舌の組織が剥がれてしまうと、舌に炎症が起こって逆に口臭の原因となったり、舌乳頭の味蕾が傷つくと、味覚障害の原因になったりしてしまうこともあるからです。

そのため、舌苔がついているところを鏡を見ながら狙いを定め、そっとやさしく取り除きましょう。

4. 舌磨きは1日1回を目安に!

舌磨きの回数にも気をつけましょう。

1日に何度も舌を磨くと、舌の粘膜を傷つけてしまいます。舌磨きは1日1回に留めておきましょう。

とくに、舌苔の付着量は寝ている間に増えやすいので、朝起きてから1回、舌磨きをするのがおすすめです。

舌をベーッと出して、奥から手前にかけてやさしく数回程度磨くだけでも、舌苔はきれいに取り除けます。

また、分厚い舌苔がついている場合は、決して1回で取り除こうとせず、数日にわけて少しずつ舌に負担がかからない程度に取り除いていきましょう。

まとめ

もし、舌に分厚い舌苔が溜まっているようであれば、それは口臭の原因になっているかもしれません。

1日1回やさしく舌磨きをはじめてみましょう!

ただし、やり過ぎは禁物です。正しい舌の磨き方を行い、口臭予防はもちろん、お口の健康も守っていきましょう。

歯科さくらクリニックでは、予防歯科に力を入れており、一人ひとりに合わせた効果的な歯磨き法や、セルフケアの仕方などをご指導しています。

ご家庭でのブラッシングや、舌磨きを丁寧に行うことはもちろん、定期的な検診を受けてお口の中を常に健康な状態に保てるように、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう!

\ 歯やお口のことでお悩みがあれば、ぜひお気軽に「歯科さくらクリニック」へご相談ください! /



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