歯周病には自覚症状がほとんどなく、進行していく特徴があります。
歯周病は別名、「サイレントディジーズ(静かなる病気)」「サイレントキラー(静かな殺し屋)」と呼ばれるほどに、自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに、静かに進行していく疾患です。
唯一の症状と言えば、歯磨き時の出血です。歯肉に炎症が見られる場合に、ブラシの刺激によって出血することがありますが、これは歯肉炎でも見られる症状であるために、歯周病とは気づかないで放置することも少なくありません。
また、自覚症状に気づいた時には歯周病が進行し、手遅れになってしまうこともあるために注意が必要です。歯周病の主な症状は以下の通りとなります。
【歯周病の症状】
・歯を磨く時に出血する・歯肉がむずむずする・歯肉が痛い・歯肉が腫れ・歯肉が赤い
・硬いものを食べると痛い・歯が長くなった気がする・歯に隙間ができた
・歯と歯の間に食べ物が詰まる・歯がグラグラする・口臭がする・膿が出る
上記の症状のうち、3つ以上当てはまる場合には注意が必要で、6つ以上当てはまる場合は、歯周病がかなり進行している場合があります。歯周病が進行すると最終的に歯が抜け落ちてしまうために、定期的に歯科医院を受診し、予防することが大切です。